投稿者: しんいち
通販での受け取りを置配にしている私の一軒家に、異変が起こっていました。段ボールがぼこぼこになっていることが増えたのです。最初は配送会社の問題かと思いましたが、連続して起こる状況に疑念が膨らんできました。これが始まりです。
私の自宅は比較的静かな住宅街に位置しています。普段から通販を多用する私は、忙しい日常を送るサラリーマンとして、置配は非常に便利でした。しかし、ある日を境に、届いた荷物の段ボールが潰れていることに気づきました。中身には幸い損傷はなかったものの、繰り返されるこの状況に不安を覚えました。
疑念を晴らすため、私は玄関前を監視できるように小型の監視カメラを設置することにしました。最新のカメラは小型で設置も簡単です。これで何が起こっているのかを確認できるはずでした。数日後、自宅の監視カメラの映像を確認してみました。
すると、そこには驚くべき光景が映っていました。金髪の若い配達員が、私の荷物を玄関前に投げ捨てていたのです。その時はまさかと思いました。しかし、後日、別の日でも同様に、彼は荷物を乱暴に扱っていました。
信じられない気持ちでいっぱいになりましたが、証拠があれば対策が取れると考え、さらに証拠を集めることにしました。1か月かけ、同様の行動を確認し、確固たる証拠を手に入れた私は、行動に移ることを決めました。
その金髪配達員の勤務態度を改善させるため、私は証拠の映像を持って、彼が所属する配送センターへ向かいました。センターの担当者に事の次第を説明し、監視カメラの映像を見せました。担当者は驚いた様子で、すぐに調査を開始すると約束しました。
その後、担当者から連絡がありました。その金髪の配達員は、実は正社員ではなく、有期雇用の社員であることが判明しました。さらに、日頃から勤務態度が悪いという苦情も多く寄せられていたようです。私が提供した映像が決定打となり、彼は解雇されることになりました。
その日以降、私の家に配達される荷物は、丁寧に扱われるようになりました。新しい配達員は礼儀正しく、荷物も丁寧に置いてくれます。私は、監視カメラの設置が功を奏し、不正を暴くことができたと感じています。
（掲載に当たっては、本人の許可を得ております。）
